タイトル | ■鯖江市・明治大学連携「近松講座」 |
日にち | 2016/10/30 |
時間 | 14:00〜15:30 |
場所 | まなべの館 |
内容 | 読んでみる近松。 演題 『近松が取り上げた政治と災害』 近松門左衛門といえば、町人社会のささやかな出来事を劇化した世話浄瑠璃で有名な作家ですが、今回は対照的に、政治や大自然の災害など、スケールの大きな出来事に対する関心に基づいて作られた作品『心中重井筒』『相模入道千疋犬』の二編を取り上げ、近松の多面性にせまります。 本講座では、参加者のみなさんと共に朗読を交えながらお楽しみいただけます。 どなたでもご参加していただけます。お問い合わせはまなべの館まで。 参加費は無料です。 ■講師 原 道生(はら みちお)明治大学名誉教授 1936年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。1981年より26年間明治大学文学部に勤務、その間文学部長、図書館長を務めた。専攻は、演劇を中心とする日本近世文学著書には『近松門左衛門(新潮社)』『近松浄瑠璃集(岩波書店、共著』等がある。 ■日時 平成28年10月16日(日) 10月30日(日) 両日とも14:00〜15:30 ■場所 鯖江市まなべの館 ○第1回 10月16日(日) 「宝永地震」をめぐって 宝永四年(一七〇七)十月四日に南海トラフ周辺で発生した、マグニチュード9クラスとも推定されている「宝永地震」。大坂の町は、その折の津波とも併せて一万人を超す死者を出した。この出来事に遭遇した近松は、その年末に上演した『心中重井筒』の中で、間接的ではあるが、この災害時をめぐっての脚色を試みている。 ○第2回 10月30日(日) 「生類憐みの令」をめぐって 宝永地震の翌々年、五代将軍綱吉が没すると、その直後には、悪名高かった「生類憐みの令」が、次の将軍家宣により廃止された。 一方近松は、その五年後の秋前に『相模入道千疋犬』を上演し、彼らの善政に対する人々の喜びを伝えている。 |
連絡先 | 鯖江市 まなべの館 |
電話番号 | 0778-53-2257 |
電子メールアドレス | SC-Bunka@city.sabae.lg.jp |
ホームページ | http://www.city.sabae.fukui.jp/pageview.html?id=18467 |