どやの 鯖江市民活動ステーション


「しあわせ交換券ハピー」 愛・地球博での「地域通貨サミット in EXPO 2005」に参加!


 “地域通貨”ってなに? ボランティアなど、お互いのいろんな助け合いの気持ち、そして、≪ありがとう≫の気持ちを表すコミュニティ通貨です。

 鯖江では〈ハピー〉という名で、当NPOセンターを中心に普及に努めてきましたが、この〈ハピー〉を5月28日、愛・地球博での「地域通貨サミット」で、当センターの帰山副理事長からご披露させてもらいました。場所は瀬戸会場の一角、木作り、円形の「市民パビリオン」。快晴、やや暑い中、人の流れが続く《対話劇場》。その壁にもハピーの大きなポスターが貼られて皆さんの目をひきました。
 これが新「しあわせ交換券ハピー」です!


「市民パビリオン」はこんな会場。


発表する帰山副理事長(左)とハピー事務局嶋野(右)

全国の地域通貨の数は約400種類あると言われています。そのうちの10の地域通貨運営者がそれぞれ“我が地域通貨はこんなもの”“地域でどんな行動がされているか”など発表、2つのパネルディスカッションを通じて、これからの取り組みなど確認し合いました。

ハピーは第2部の「地域通貨で気持ちを交流〜人と人の架け橋になるお金」の3番目に登場。鯖江市の紹介に続いて、世界体操開催を機に、花いっぱい、清掃、あいさつ運動や一地区一か国交流などからボランティア機運が高まり、多くの市民活動団体が誕生、その支援を主目的に市民活動交流センターができ、活動を続ける中で3年前に鯖江型しあわせ交換券<ハピー>が生まれたことを紹介しました。

今年、使いやすさを目標に名刺型にリニュアールオープン。デザインには漆器、めがね、ピタリ君、ちかもんくんもあしらわれています。そして、地域の環づくり、まちづくりを応援し、人から人へ、どんどん「ありがとう」をつないでいく“バトン”の役目が果たされれば、との思いを強調しました。


愛・地球博 地域通貨サミットでの発表を終えて

私たちの<ハピー>が5月28日に、愛・地球博の「地域通貨サミット in EXPO」に参加しました。
 当日は、全国約400種類の地域通貨の中から10団体が実践例発表を行い、<ハピー>は、「地域通貨で気持ちを交流〜人と人との架け橋になるお金」のテーマで、これまで3年間の取り組みを報告、しっかり鯖江市のPRもしました。
 発表された他の地域通貨と“ハピー”と比較してどうかは、それぞれの目的や流通している地域性の違いもあり、一言に論じるのは難しいです。
 ただ、全てに共通していたのは、
 ・ 根底に溢れる、自分の「まち」「地域(自然)」「ひと」への愛情と優しさ。
 ・ 「大好きな、自分のまちを良くしたい・課題を解決したい」という熱意。

 ・ そして、じっと座っているより、まず、アクションを起こそうじゃないか、との積極性。
と、いうことです。その熱意を直接、肌に感じたことは、大変、勉強になり、今後の目標・励みにもなりました。
 今回は、万博という全国的な大舞台で、鯖江の地域通貨をアピールできました。同時にこれまでの取り組みを再確認するいい機会になり、これを弾みとして、“ハピー”をより多くの市民の皆様に知っていただき、使っていただくことが今後の目標です。そして、豊かなまちづくりのお手伝いができればと願っています。                          
                                                 (帰山 明朗)