市民まちづくり応援団

「市民まちづくり応援団」とは、全部で10地区ある鯖江市で、各地区の住人が主体となり、自分たちのまちの活性化や課題解決に向けて取り組む、まさに鯖江の市民主役の「核(コア)」とも言えるしかけです。

その基礎になったのが、平成24年度から市が直営で開始した「市民まちづくり応援団養成講座(全市版)」
市民主役条例推進委員会の地域自治部会の提案で実現したものです。
翌年からは、各地区の区長会や公民館とタッグを組み、1年に2地区ずつ、地区単位で市民の皆さんに参加していただく「市民まちづくり応援団養成講座(地区版)」がスタート!
ご近所同士でワークショップに取り組み、自分たちの「まち」の個性を見つめ、活かし、将来の姿を描く連続講座を実施。
5年をかけて10地区全てで開催され、現在の“応援団活動”の中核を担う人材が現れてきました。

自分の住むまちだからこそ「自分ごと」と捉えられること。そして、集まった市民同士が、濃密にコミュニケーションできる場だったことが、この養成講座のキモだったに違いありません。

一見静かな地域に見えていても、そこで生活する市民ひとりひとりには、思いもかけないエネルギーが宿っています。
そのエネルギーが、地域の個性として集まり「形」となる舞台こそ、まさに「市民まちづくり応援団」なのではないでしょうか。

●豊地区まちづくり応援団

養成講座:H25/08/08~
H25/12/20

養成講座タイトル:
豊の宝をみつけよう

H25年に「豊の宝を見つけよう応援団」が発足。『豊のお宝マップ』『年表 豊150年』等の作成、『豊のお宝ウォーク』等の事業を実施。
H26年には「三床山を愛する会」も発足し、現在も山と文化と歴史を核にした活動で地域を盛り上げている。

●中河地区まちづくり応援団

養成講座:H26/01/15~
H26/03/12

養成講座タイトル:
中河地区まちづくり塾

『ローマ法王に米を食べさせた男』で知られる高野誠鮮氏を迎えてH28年度に『まちづくり講演会』を開催。
また、地区内に住む防災士(有資格者)を中心に「中河地区防災会」を結成。助け合い、支え合える地域づくりを目指して活動中!

●新横江地区まちづくり応援団

養成講座:H26/06/25~
H26/09/12

養成講座タイトル:
「まちづくり」の花を咲かそう!

子どもたちによるダンスでまちを元気にする『キッズダンス』事業のかたわら、養成講座と同時期に結成された「ちょこボラ女子会」では、“できることを楽しみながら”の地域貢献活動が多方面にわたって継続中!
元気な子どもと女性が、地区を牽引☆

●立待まちづくり応援団

養成講座:H27/01/21~
H27/04/03

養成講座タイトル:
楽しもっさ!! まちづくり

地区の養成講座以前から『フォーチュンクッキー』で名を馳せていた立待地区は、H28年の市役所での『ゲリラライブ』を経て、H29年~の『小さな美術館』(大谷公園)を開催。
“表現”することを通じて、地域資源の活用とネットワーク作りに邁進中!

●片上地区まちづくり応援団

養成講座H28/01/21~
H28/03/24

養成講座タイトル:
考えよう。未来とみんなと春たんぼ。

養成講座でも話題の中心になった、来年度で32回目を迎える地域のいち大イベント『鯖江かたかみ春たんぼ』。
内容や運営体制のリニューアルに挑戦しつつ、文殊山の反対側、福井市の皆さんともタッグを組み、『こだわりのオリジナルグッズ作成』などを実現!

●吉川地区まちづくり応援団

養成講座:H28/01/27~
H28/03/05

養成講座タイトル:
「子どもの元気はまちの元気」のまちづくり

養成講座(全市版)の修了者たちの発案で結成された「吉川キッズまちづくり応援団」。
子どもたちが、「自分たちのしたいことを、自分たちの責任で、自分たちで計画を立てて実行する」仕掛けは、“卒業生”たちも巻き込んで展開☆
真剣に考えて頑張る姿に、キッズの保護者さんたちも“本気”でサポート。まさに、子どもがリードするまちづくりの姿を体現した。

●楽しんめい(神明地区まちづくり応援団)

養成講座:H28/10/18~
H28/12/14

養成講座タイトル:
神明の「楽しんめいプロジェクト」を作ってみよさ!

歴史も文化も人口もある神明地区では、まちづくりを考える『研修会』を主催する他にも、地域の様々なイベントの“お手伝い”役として活躍。
文字通り“応援団”としての役割を担いつつ、区長経験者メンバーたちの未来を見すえた視点にも燻し銀の価値が!

●鯖江地区まちづくり応援団

養成講座:H28/10/18~
H28/12/14

養成講座タイトル:
ヒストリーでタペストリー

~“れきし”を活かして みんなで織りなすまちづくり~

3月8日を勝手に『38(サンパチ)鯖の日SABAEの日』と決め、焼き鯖を売るという大胆な企画でまちおこし!
お土産や防災グッズとしての『サバ缶』販売は、国体でも大好評☆
鯖江藩主・間部詮勝公の狂歌に因んだ公募事業では漆器文化ともコラボ展示も!

●河和田地区まちづくり応援団

養成講座:H29/05/25~
H29/07/20

養成講座タイトル:
河和田 井戸端皆議(かいぎ)

養成講座で話し合われた大切な話題のひとつが「河和田公民館をどんな場所にしたいか?」ということ。
伝統産業を担う土地柄ながら、若い移住者や訪問者にも扉を開けている地域ならではの、様々な希望と夢をのせて、公民館は無事リニューアルオープン☆
また、地域の移動手段を助け合いで確保する新事業にもチャレンジ中!

●北中山地区まちづくり応援団

養成講座:H29/09/21~
H29/11/29

養成講座タイトル:
北中山暮らし満開塾

市民によるまちづくり“先進地区”北中山での活発な活動は、下の4枚のポスターを見れば一目瞭然”!
さすが「まちづくり応援団」のルーツとも言える“お土地柄”。
鯖江市全体の課題や対策を、いち早く見つけ、実行する地域力には脱帽!

●各地区合同での意識共有

H30年度以降も、各地区ごとの活動を個別に実施しながら、「まちづくり事業再炎上講座」(H30)や、「まちづくり応援団同窓会」(R02)の形で、各地区の応援団の情報交換・課題共有も継続中。

◇養成講座チラシ集◇