サバヌシ会議2025レポート part5

●実現性を見据えて

ここまでと同じような「参加者」と「ことひろ」のやりとりを繰り返しながら、会議は、より具体的で実現可能性を高めるステージへとシフトします。

設備として必要な要件の他、地域や商店街等との連携、西山公園との相乗効果、リピーターを増やすための利用者ニーズなど、投稿もテーブルでの会話も盛り上がりました。

会議終盤での会場の様子
グループの数も多様に変化

●具体的なアイデア

そして終了時間も近づく中、新しい複合施設を最大限に「活かす」ためのアイデアがまとまってきました。

●ネットワーク(Wifi等)環境の強化
●ピクニック用品のレンタル
●給水スポットと気軽に立ち寄れる場所の設置

これが参加者からの支持が高かった3項目です。
統一性があるというよりは、それぞれの切り口でわかりやすいものがピックアップされた感じかもしれませんが、納得できる内容です。

参加者のリアクションから支持の多かった意見にフォーカス!

その他にも様々な意見が投稿されていましたが、それぞれに利用者を惹きつけるための工夫や視点が折り込まれ、市民からのアイデアを耕し、共有することの意義も伝わる会議だったように思います。

また、ここにたどり着くまでのフェーズ(段階)では、「市民(民間)が施設を運営」することを推奨する意見や、利用者同士の交流をスムーズにするための「喋りかけてもいいよ」「喋りかけないで」をアピールするためのアイデアなども評価されていました。

この会議の内容は、最終的に行政への提言として届けられることにもなっているとのことです。

●「市民」が関わり続けること

「サバヌシ」とは、元々「サバエの株主」…つまり、市民が「お客」として関わるのではなく、「株主」…つまり「運営者」「責任者」として地域と関わることを意味する言葉です。

新しい複合施設の誕生は、ある意味「可能性」と「リスク」の両方を見据えて進めなくてはならない案件でしょう。
そこには「計画通り」を実現することの大切さよりも、現実のニーズや課題に柔軟に対応し、「日々アップデートする将来像」はもちろん、市民目線での要望や評価にも真摯に対応するだけの「ふところの深さ」と「のびしろ」の方が優先されるのではとも思います。
また、利用者に対しては「自分の居場所」だという距離感と、「新しいコトが始まりそう」というワクワク感の両方を提供できるのが理想なのではないでしょうか。

その実現可能性を高めるためのバロメーターのひとつが、「どれだけ『市民』が主体的に関わり続けていけるか」かもしれません。
「サバヌシ」は、それをひと言で思い出させてくれるワードでもあるわけです。

その意味でも、これからのサバエが、ちゃんと「市民主役」を掲げられるままでいられるかどうかは、「サバヌシ」一人ひとりの行動にかかっているのだろうと思えた2時間でした。

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