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●評価アンケートについて
「サバヌシ総会2021」に向け、「鯖江市民主役条例」の評価アンケートを、ほぼ5年ぶりに実施しました。
条文ごとに、その内容の「進捗度」「満足度」を5段階評価で行いました。
また、全12条の内容のうち、取り組む優先度が高いと思うもの3つも選んでいます。
前回、同じようなアンケートが行われたのが、条例が施行されて5年後の頃。今回のアンケートは、それからさらに5年以上が経っています。
前回と今回で、どのような傾向が見て取れるか、変化があったのか、グラフで比較する形にしてみました。
それぞれの画像は、クリックすることで大きく表示できます。
また、それぞれの項目に対してのコメント(新しいアンケートのもののみ)を、画像の下にテキストでご紹介しています。
アンケートをお願いしたのは、鯖江の「市民主役」に関心が高かったり、市民主役事業や条例推進委員会に関わっておられるみなさんが中心です。(いわゆる一般の市民の皆さんとは少し視点が違うかもしれませんのでご注意ください。)
回答数は、前回が19、今回が34となっています。
●条文1(目的)/条文2-1(基本理念)
■条文【1】コメント
・行政がやってくれると、受け身の人が多いと感じることがあるからです。
・まだまだ市民の場づくりが進んでいない。
・「市民主役のまちづくり」については、市民・行政がともに推進して行く姿勢はできてきている。
・条例のコンセプト、概念、条文は素晴らしいが、悲しいことながらまだまだ一部の限られた市民による理解と感じます。
・市民は全力で取り組んでいます
市としても担当課の努力と補助金もいろいろと工夫してもらえたが今後は補助金として厳しいとの話ですがやはり資金がないと事業が進まないので工夫をしていただきたい
・最近の鯖江市は市民主役の柱が揺らいでいます。
■条文【2-1】コメント
・自分さえ良ければ良いとの考えの方が多いからです。
・鯖江市愛は強いと思う。
・「まちづくりの主役が市民」との意識を持っている人の意識が上がった分、そうでない人との乖離が大きくなってきているように感じられる。
・まちづくり応援団や北中山地区はじめしっかり認識できていると思う。
・理想に対しての満足度としてはまだまだである。はっきり言えば、市民主役条例に対する進捗に終わりは無い!
・応援団の活動思いを市民の皆さんにアピールしてほしい
・責任と自覚を、もって、鯖江市の為に活動しています
●条文2-2(人づくり)/条文2-3(まちづくり)
■条文【2-2】コメント
・インフルエンサーな方々が多くいらっしゃるからです。
・人づくりは進んでいないようだ。若い人にも繋いでいける仕掛けが必要。
・「まちづくり応援団養成講座」を通して、地域でのまちづくりを担う人たちの組織ができ、事業展開に結びついている。
・この条文もとても素晴らしいと思うが、進捗度で考えればまだまだ・・・かなぁ。。
・若い人達へ伝えていく工夫が必要
・積極的に仲間を作って、活動します
特に、若者の意見を尊重し、努めて具現化に努めています
■条文【2-3】コメント
・そうしている方々を多く見ています。
・まだまだ単独で動いているイメージ。サバヌシ総会がそのきっかけになれば。
・関心が薄らいでいる。
・「まちづくり応援団」同士の交流を通して情報交換等は進んでいる。
・SNSやネット、ITの普及などもあり互いの活動に対する興味、関心も持ち、情報も得やすくはなっています。そこから理解を深め協力し合えているステージかといえば、まだあと一歩である。
・情報交換が少ない
・区長会等でも伝える機会を増やしてほしい
・まだまだ、情報交換の場が少ないような気がします
●条文2-4(協働のパートナーとしての市)/条文3(ふるさと学習)
■条文【2-4】コメント
・その考えのある方とそうでも無い方の差が激しいと考えます。
・まだまだ
・市民主役事業の推進を通して、寄り添う姿勢ができてきている。
・市民活動に対する市の理解、協力は他市を考えると比較にならないほど恵まれていると感じる。満足しています。
・市として担当課の方が賢明に取り組んでいるが、市の全体的にも意識を持ってほしい。
・下方に進んでいるように思います
■条文【3】コメント
・学歴ばかりを追い求める人がかなり多いです。
・もっと地域も関わりを持てるように
・小学校でのふるさと学習が特に素晴らしく感じます。家庭で子どもから逆に教えられることも多々あることは嬉しいことである。
・小、中、高の生徒達が少しでも学ぶ機会があれば継続したふるさと学習ができる。
年に1~2回でも学習に取り組んでほしい。
応援団が学校に出向きます
・押しつけではなく「自ら進んで学ぶ」スタンスが大切だと思う。そのためには鯖江での、楽しい、嬉しい、懐かしい、忘れられない色々なことを皮膚感覚で経験していってほしいが、その土壌はあると思う。
●条文4(鯖江ブランド創造)/条文5(ふるさと産業)
■条文【4】コメント
・そういう行動をしている人を多く知っています。
・発信力が弱い
・ブランド戦略の弊害ではないが、高級品となることで地元の人間の手に届かないものになることもある。生産者にすれば、商品単価が上がり、その分、事業として継続しやすいのだが、一方で百均に行けば揃わないものはなく、鯖江の老若男女が広く愛するような地元ブランドを持ち得ているかその進捗はと言えば、まだまだ道途中感がある。加えてこの条文は少し抽象的で分かりにくい。
・活動団体それぞれのバラつきがある。ムリをしている団体はやめた方が良い。
・ブランドは数多くあると思う。
市民から意見を聞き創っていこう。
ブランドを創る(新たに)意識が大事ではないか。
■条文【5】コメント
・実行している多くの人を知っています。
・吉川なすや川島ごぼうなどの地場野菜や、やまうにの伝統薬味など今後も頑張って欲しい
・発信力が弱い
・この条文での主体であるわたしたちとは、鯖江市民なのか、行政なのか。有能な人材が県外に流出しなくても良くなるそんな魅力的な企業、産業を地域全体で育成することが重要だと考えます。
・農林はダメ
・積極的に取り組む必要があると思う
高校生の意見も大事(生徒に意識あり)
●条文6(地産地消)/条文7(地域づくり)
■条文【6】コメント
・眼鏡フレームの流通の仕組みを熟知している行政マンが少ないので、連携活動が行いづらい。
・あまり見えない。
・アマゾンをはじめ、日本全国、どこからでも商品を買うことが出来る現代において、地産地消の考えを広く市民に根付かせること。企業は地産地消で潤わせていただいたことに感謝し、地域に社会還元すること。この両軸の進捗として考えるとまだまだ。。かなぁ
・大事な取り組みだと思う
・もっと企業の理解、協力が必要
・積極的に地元の産品を利用し、食してます
■条文【7】コメント
・まだまだ意識が低いと考えています。
・今後ともまちづくり応援団の活動を続けていって欲しい。
・形骸化されつつある。
・すごく頑張っている一部の人がいることを知っています。がしかし、進捗度で言えばまだまだ満足であるとは言い難い。
・区長会等で訴える機会を多く持つ事が大事だと思う。
区長がその気になれば市民に広がる。
・一部の関心ある者・団体でしか進んでいない
・性別や年代、職種はもちろん、貧富や勝ち負けで、市内を色分けしたがる人もまだまだ多い。
「人は違ってあたりまえ」をスタートラインにできる交流を増やす必要があるのかも。
・まちづくり応援団での活動に、若者が入ってほしいです
町内は様々な世代が楽しく活動しています
●条文8(ボランティア、市民活動)/条文9(情報の集約、発信)
■条文【8】コメント
・そういう方を多く知っています。
・温度差あり
・全設問と同じコメントです。
・お互いに広報しあえば大きな力になる
・今後の増加を期待します
・市民側は高いですが、新しくなった鯖江市はどうなんでしょうか?
■条文【9】コメント
・行っている人を多く知っています。
・まちづくり応援団のSNS発信を強化しましょう。鯖江地区はFacebookで良く見ます。
・仕組みが必要
・公民館の連繋が密になるとより効果的になると思う
・素晴らしいデータが構築されているが、たくさんの人に届けられているか?疑問。
・この辺が課題です
●条文10(市民と行政の情報共有)/条文11(市民参画)
■条文【10】コメント
・多くの実行している人を知っています。
・まだまだ足りないのでサバヌシ総会の担うところになる
・発信力が薄い。
・パブコメの周知がよくない、実施していることが分からない
・パブリックコメントは市民に積極的に得ようとしていない気がします
■条文【11】コメント
・まだまだ集まりきれていないのが現状です。
・コロナ禍での提案型市民主役事業の逆提案はまさに市民主役のまちとして良かった。
・形骸化 一部だけ
・提案型市民主役事業の推進・定着を通して実現してきている。
・関わっている人は深く関わっているが、新しい方を増やし続けていけるよう。
・市民が“自分事”として取らえられるようなしかけや工夫が必要
●条文12(条例の自己点検、見直し)
■条文【12】コメント
・まだまだ少ないと思います。
・条例自体は普遍的な内容が多いので、見直しよりも優先順位をつけることが重要だと感じる。
・この条例が市民によく浸透しているとは言い難い
・見直しは必要 時代に合った提案も必要
・条例制定後10年を経過し、見直しの機運がある。
・市の目指す姿や、市民の目指す姿のすり合わせで、事業などすすんでいるか、市・市民のすり合わせ、混ざった物を見ている状態なので、市の方向なども、はじめにしっかり提示があるといい。協働は大切だが、あやふやにならない関係性を。
・鯖江の発展のための条例であるので県内外へも関連のあるものが多くある
他市、県との取り組みによって鯖江市がより大きく発展していく為にも市民条例にそれらを取り入れることにより多くの市民が参加できるのではないか。
※他市との協力、連繋によって県全体を盛り上げると共に鯖江市の運動がより良く広がる
・見直しは今のところ必要なしと考える!!
条例のPRと再確認をする!!
・変えること自体が目的ではなく、いつもこの条例を意識して生活し、仕事することが重要だと思う。なかなか、その意識の方は多くないように思う。
●今後の優先項目(各自3つずつ選択)
●その他自由意見
・子どもの権利条約条例の制定を実現すべきと考えています。
理由は、外国籍の子供達が増える可能性があり、価値観の共有が大切で、鯖江市が住みたい、住み続けた街になる為の基本設計だと思いますます。理念はとても大切であり、子供の未来をより大切にする自治体にしたいと考えています。
・小中学生に休暇中「まなべの館」での学習を進める。
・情報の集約と発信が重要であると考えている。子供たちのふるさと教育ももちろん大切だが、ITリテラシーの底上げが大人にも必要。「大人が学び続ける」という観点も条文に加えられると市民主役に不可欠な主体性を生むと考えている。
市民主役はまだまだ一般の方まで拡がっていないが、「学び続ける姿勢」は主体性(市民主役)の第1歩。街のことを考えて動くのはハードルが高くても、自分自身のために学んでいる大人がいるのか不安を感じる。
・このアンケート自体の回答者の属性が偏るような気がしています。
活動している一部の人のみが高い回答をして、高い結果が出てもあまり意味が無いかと。
・市民主役団体どうしが横のつながりがあると良い。
・コロナウィルス状況が続くと考えて、今現在ありとあらゆる事がストップ(停止)している状況であるので、この状態での方向性を考える事。
・①若泉敬氏の家(つつじヶ丘空家)が放置された現状になっている。同氏は沖縄返還の陰の立役者として有名です。巾広い人脈は国内外に問いません。明年5月沖縄返還50周年を迎えます。
市民として、市と共に多いに活用すべきではないか。
②鯖江藩第7代藩主の間部詮勝公が幕末時代黒船が来た時に詠った狂歌がありますがこの歌碑と誰が詠だかとの歌碑が横須賀の市のペリー公園にあります。
又時代は坂のぼりますが同江戸時代に横須賀の干拓事業をした鯖江市新町出身の砂村新左衛門の石碑も建っています。
横須賀市長はこの2人が鯖江市出身である認識をしており鯖江市と仲良くしたいと言ってました。
出来れば交流を深めていく事も鯖江市発展のために大事ではないかと思います。
・市民の志と行政のズレを感じてます
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